愛知県の住みここちランキング|日進・みよし・東郷・長久手・豊田を暮らし目線で比較

「街の住みここちランキング2025<愛知県版>」では、長久手市が6年連続の1位。偏差値70台というのは、県内のほかの自治体と比べてかなり突き抜けたスコアです。一方で、日進やみよしは「幸福度」のスコアで上位を取り続けている。住みここちと幸福度——似ているようで違うこの2つの指標を、5街で具体的に並べてみると、街の選び方のヒントが見えてきます。

目次

住みここちランキングと幸福度ランキング、何が違う?

大東建託「いい部屋ネット 街の住みここちランキング」は、住民の主観評価を点数化した居住満足度の指標です。ベースになる質問項目は、生活利便性・交通利便性・行政サービス・親しみやすさ・物価家賃の5つ。年に一度、全国・地方・都道府県別に集計され、自治体ランキングとして公表されます。一方の幸福度ランキングは「いまの暮らしに対して幸せを感じているか」というより主観的な問いで、住みここちとは別軸のスコアです。

住みここち=街そのものの使いやすさ、幸福度=そこに住んでいる人の気持ち、と捉えると分かりやすいです。同じ街でも、両方が高い場合・住みここちは高いが幸福度は中位の場合・その逆の場合、と組み合わせはさまざま。5街の並びがちょうど良いサンプルケースになります。

5街の住みここちスコア早見表(2025年版)

住みここち(自治体)幸福度(自治体)住み続けたい街
長久手市1位(6年連続・偏差値70台)上位常連1位(5年連続・偏差値80台)
日進市上位常連1位(3年連続)上位
みよし市上位2位(3年連続)上位
東郷町上位上位上位
豊田市中位〜上位中位〜上位中位〜上位
出典:大東建託「街の住みここち&住みたい街ランキング2025<愛知県版>」(2025年8月/10月発表分)。最新の正確な順位は公式サイトでご確認ください。

長久手市|住みここちで6年連続1位の正体

長久手市が住みここち1位を6年続けているのは、偶然ではありません。リニモ沿線の歩きやすさ、モリコロパーク・愛・地球博記念公園の広大な公共空間、IKEA・イオンモール長久手の生活拠点、愛知淑徳・愛知医大などの教育機関——全部が「車に頼りすぎず、徒歩・自転車・公共交通でも完結できる距離感」におさまっています。

長久手の特徴は、単に施設が揃っていることではなく、「人の若さ」が保たれていることです。住民の平均年齢は全国でも突出して若く、子育て世帯と単身の若者が同じ街で暮らしている。新陳代謝が止まらない街は、住みここちのスコアでも下振れしにくい構造になっています。

長久手は、いま住んでる人だけじゃなく、これから住む人にも開いてる街。それが住みここちにいちばん効いてる気がする。

日進市|「ちょうどいい郊外」が住みここちでも上位

日進市は、住みここちでも幸福度でも上位常連です。地下鉄鶴舞線が赤池まで来ているのが大きい。栄まで30分弱という都心アクセスを持ちながら、北部には岩崎・梅森の里山が残っている。買い物は赤池プライムツリー・アピタ日進西・ヴィレッジ日進、子育て施設は5街でもいちばん厚い、図書館も5館——という暮らしの基本装備が、ほぼ全方位で揃っているのが日進の強みです。

幸福度1位、住みここち上位という二段構えで、5街のなかでもっとも「総合点が高い街」と言えるのが日進市です。住みここちのスコアでも、長久手・東郷と並んで上位の常連枠を占めています。

みよし市|静かな上位ランカー

みよし市は、住みここちでも幸福度でも、長久手・日進ほどの派手さはないものの、上位を外しません。その理由はシンプルで、「街全体の財政が強い」から。トヨタ系の事業所税収を背景に、子ども医療費・乳幼児健診・保育園・学校設備・道路整備のどれをとっても、県内上位の水準でメンテナンスされています。

住宅地としては、三好ヶ丘・莇生・打越あたりが暮らしやすい。電車は地下鉄鶴舞線の三好ヶ丘駅・黒笹駅が中心です。「派手さはないけど、住みやすい」——みよしのスコアの裏側には、いつもこの言葉があります。

東郷町|小さい町の住みここちが高い理由

東郷町は、5街のなかでもっとも面積の小さい自治体です。人口は4万人台。それでも住みここちのスコアで上位に入ってくるのは、「町としての密度」が良いから。役場・図書館・支援センター・スーパー・コンビニが、町の中心3km編集部にすべておさまっています。

愛知池の存在も大きい。池の周回路は1周約7km、ランナーや散歩者が常にいて、時間帯を選ばず景色が動いている。東郷の子育て・暮らし支援まとめでも触れているように、児童館・コミュニティセンターの数も、町の規模に対して厚めです。

豊田市|エリア差が大きい街の住みここち

豊田市は、5街のなかでスコアにいちばん幅が出る街です。中心市街地・高橋エリア・上郷・三河豊田駅前などの「街なか」と、藤岡・小原・足助・稲武の「山あい」では、生活の前提がそもそも違う。住みここちランキングは市単位で集計されるので、平均が中位〜上位に落ち着くのは構造的な特徴です。

豊田に住むなら、市の中の「どのエリアか」を必ずセットで考えること。中心市街地はバス網と名鉄で都市生活、北部・東部の里山エリアは車が前提だけど自然との距離が近い。住みここちのスコアだけで判断せず、自分の暮らしの軸を先に決めるのが正解です。

「住みここち」を上げるためにチェックしたい4項目

  • 交通利便性:通勤・通学の所要時間と乗り換え回数をリアルに測る
  • 生活利便性:徒歩圏のスーパー・ドラッグストア・病院の数
  • 行政サービス:子ども医療費・保育園空き状況・図書館の使い勝手
  • 親しみやすさ:実際に駅前・公園・スーパーの空気感を体感する

大東建託の調査は質問項目が公開されているので、自分のスコアを自分で付けてみるのもおすすめです。「住みここちのいい街」は、ランキングの上位というより、自分の暮らしの優先順位とフィットする街のこと。5街のスコアは、そのフィット感を測るための一つのものさしとして使ってみてください。

公式情報の確認先と関連記事

※ランキングは年ごとに変動します。ご利用前に大東建託公式の最新発表をご確認ください。本記事の数値・順位はTONARI編集部の調査時点(2026年5月)のものです。

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